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Water Flow 2017


【ありがとうございました。】

コンテンポラリーダンス公演 Water Flow 2017

踊るとは、「今」

その「今」は

言葉のなかった時代の「今」から、

「今」まで続いている。

子供達をみつめると未来の「今」への願いが溢れ、 先人の歴史に触れると、その当時の「今」に感動する。

Water Flow 2017 今回もたくさんの「今」があった。

本人にしかわからない「今」との闘いがあった。

その今という現実は、大抵厳しい瞬間の連続でもある。

何かを抱え、 何かとぶつかり、 何かに怖い。

その瞬間の連続は、 それぞれが自分で 解決していかなければならない。

「様々な心の言葉」

この舞台が最後かもしれない。 母になり舞台に立つ。 怪我と闘う。 慣れない動きと向き合う。 身体に叩き込む。 周りと比べてしまう。 私にはできない。 私はできている。

まだまだ、言葉にしない

心の言葉があるだろう

「どうした!大丈夫か!」 何度も尋ねる。

「大丈夫です!」と答えが返ってくる。 それぞれが闘っている。

闘い、堪える時、 心は深く豊かになっていく。 ダンサー達の心の変化によって 場が変わり、濃度が高くなる。

心の変化が、お互いの間の空間に見え さらに相手を受け止め、 相手に伝えていく時、

今まで以上に自分を大切にすることができると感じる。

「今」をどう過ごすかを考え、その考えを 「今」実践したからこそ生まれた 「場」と「瞬間」である。

始まれば 終わり、

終われば 始まる。

この言葉を

心に留めるようになってから

肩の力が抜けたように感じている。

そして、

私ひとりきりの弱さを認め

今、共に過ごすことができる

人との出会いの

奇跡の連続に

心よりありがたく

幸せを感じることができる。

ご来場いただいた皆さんありがとうございました。

たくさんの「 シェア」、「いいね!」 で、 応援してくださった皆さんありがとうございました。

暖かな拍手、応援に どれほど支えていただいたか・・・。

ありがとうございました。

そして最後に、スタッフ、出演者の皆様 ありがとうございました。

スタッフのみなさんと一緒に 積み重ねてきた時間や年月、 膨大な時間を経て、 Water Flowは、生まれています。

音楽:小西徹郎、東大路憲太 舞台監督:坂本由希子 舞台照明:高橋正和 舞台音響:大江芳樹 舞台美術:藤沢レオ 舞台衣装:本柳里美 岩戸洋一 記録映像:ビデオ・ザ・キッド 舞台写真: 小牧寿里 デザイン: 松田涼子 題字: 清水直人

出演: 上原由美子、川原史十巳、鎌田浩子、黒田美幸 桝谷まい子、明道紘子、米倉まさえ、菊地優花、菊地愛佳 笹島愛結羽、大平美緒、渡部恭子 西園美彌、矢萩もえみ、望月寛斗(谷桃子バレエ団) 堀尾健二、山口崇志

桝谷博子

主催: SHIMIZU Bureau 共催:NPO法人コンカリーニョ 後援:北海道、(公財)北海道文化財団、    札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社 協力 : Breath Company

Water Flow 2017 お疲れ様でした。 そしてありがとうございました。

共にそれぞれの「今」を大切にしながら、 次に向かい、未来の「今」でまた会いたい。

清水フミヒト

Water Flow 2017

平成 29年9月8,9,10日  5回公演 

8日 金曜日 午後7時開演

9日 土曜日 午後3時開演、午後7時開演

10日 日曜日  午後1時開演、午後5時開演

午後1時開演、午後5時開演

(開場は、各開演の30分前)

▼会場:生活支援型文化施設コンカリーニョ  

    〒063-0841 北海道札幌市西区八軒1条西1-2   

    TEL011-615-4859     http://www.concarino.or.jp   

▼演目:Water Flow 2017

 一粒の雫は、形を変え、出会いと別れを重ねる。浮かび、溶け、ぶつかり合い、

 流れに身を委ね、移ろいながら・・・雪となり海となる。

 水の流れや性質は、人の結びつきや関係性とも重なる。 

 多様な個性を受け入れ特徴を生かしながら共同作業をする過程も、創作し生まれる作品にも、

「生きる喜び」「命の輝き」そして、「命の繋がり」を大切にしていきたいという願いが込められている。

▼主催: SHIMIZU Bureau

▼共催:NPO法人コンカリーニョ

▼後援:北海道、(公財)北海道文化財団、札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社

▼入場料::4200円(当日4500円)

コンカリーニョメルマガ会員 :3,700円

▼チケット販売・お問い合わせ:

           大丸プレイガイド 011-221-3900

教文プレイガイド 011-271-3355

           清水フミヒトオフィシャルページ 

http://www.shimizufumihito.com より、お申し込みください。

 

 <大自然>への偉大なオマージュ>

                          原子 修

 <芸術>とは、何か? 七百万年前に類人猿から分岐し、四百万年前に樹上生活から直立二足歩行生活へと変化(へんげ)し、二百万年前には道具・火の使用をはじめ、二十万年前の旧人(ネアンデルタール人)をへて十五万年前から現在の新人(ホモ・サピエンス)へと変化(へんげ)してきた私達が、一貫して当面としてきたのは、文化(価値づけの主体としての精神に深くかかわるもの)文明(価値づけの容体としての物・技術に強くかかわるもの)のバランスを、どうとるか、という課題であった。

 とりわけ、十八世紀後半以降の産業革命は、二十一世紀に至って、過度な人工技術文明の発達による想像を絶した副作用の巨大化をもたらし、英国の物理学者ホーキング博士をして「人類滅亡」の危険を警告させる段階に達し、改めて<文明>と<文化>の適度なバランスを回復させるための<芸術>の重要性が指摘されてきているが、この度の清水氏の公演『ウォーターフロー』は、まさしく、その難問に答える貴重なステージといえよう。

 <芸術>とは、何か? それが、もし、人体とその全機能を貫く<大自然>の摂理への感応であり、認知であり、応答である、とするならば、そして、それらの神秘的な総和としての<言霊(ことだま)>への帰順である、とするならば、私たちの肉体をみずみずしく循環し維持する一滴ずつの<水>に象徴される<いのち>への賛歌としての、この度のステージは、まさしく、危機に瀕した現代文明への、力強い<精神>の存在証明といえるであろう。

 清水フミヒトという稀有のアーチストが二一世紀の空(くう)に捧げる『ダンスを中心とした諸芸術のシンフォニックな饗宴』こそは、<現代芸術>による<大自然>の理法への偉大なオマージュでなくて何であろうか。

                                            (詩人)

〈プロフィール〉原子修 1932年函館市生まれ。

●詩集『鳥影』(北海道詩人賞)、『未来からの銃声』(日本詩人クラブ賞)、

『受苦の木』(現代ポイエー賞)、『~叙事詩 原郷創造』(北海道新聞文学賞)他。

●詩論書『〈現代史(・・・)〉の条件』

●評論書『人類パニック』

●メルヘン『月と太陽と子どもたち』(北の児童文学賞特別賞)

●詩劇多数国内外で創作・上演。

●日本文芸家協会員、日本現代詩人会員、北海道文学館参与、札幌大学名誉教授。

●北海道文学賞、札幌芸術賞他受賞。

 

桝谷博子

 何ものにも動じない落ち着いた物腰、明るく穏やかな雰囲気に、いつも癒されています。かずかずの存在感溢れる舞台を発し続けておられる清水先生。

 新しい学校のお仕事も増え、ますます忙しい日々をお過ごしですね。

そんな中 今年も又、故郷 北海道のために舞台を作ってくださり

ありがとうございました。

 前回限りのつもりで、舞台に立たせていただきましたが、

今年 再び 先生の舞踊への想いのお手伝いをさせていただくこととなりました。

清水先生はじめ色々なジャンルのダンサーの皆さんと、たくさんの想いを共有し、清水ファミリーの中で 踊らせていただくことは、私にとって 本当に心地よく、すばらしい経験です。

今回のステージも お客様の心に残る ステキな贈り物となりますよう 祈っています。

                         桝谷博子

〈プロフィール〉桝谷博子 谷 桃子バレエ団系列団員

(公益社団法人)日本バレエ協会北海道支部運営委員

1976年より同バレエ団公演他、クルベール女史振付『ロミオとジュリエット』、メッセレル女史振付

『バヤデルカ』いずれも日本初演にソリストとして出演。

1987年「桝谷博子バレエスタジオ・バレエ教室」を開設・主宰。

1992年 札幌市民劇場『ジゼル』全幕(谷桃子演出・振付)に主演。札幌市民芸術祭奨励賞。


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